相模原市田名の小学5年女子児童 無事保護・その後 (続報)

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 相模原市田名に住む小学5年の女子児童が、行方不明になっておりましたが、自宅から約23キロ離れた茅ヶ崎市内で、約84時間ぶりに無事保護されました。

 2014年1月15日朝3時49分頃、茅ヶ崎市の交番・茅ケ崎署小出駐在所の電話から、交番内に設置された電話を使って本人が茅ヶ崎署に連絡し「ここに来た」と話して同署員の問いに名前や生年月日を名乗ったと言います。
 なお、小出駐在所の警察官は奥の住居部分で睡眠中だったようで、茅ヶ崎署からパトカー?が急行し、朝4時23分に無事に保護されました。
 所持金や携帯電話などは持っておらず、怯えている感じもなく、対応した警察官に対して「誰かに連れてこられたのでもなく、ケガもない」と答えたと言います。
 保護された時の服装は、ほぼ情報公開された服装でしたが、ズボンだけは黒のタイツと短パンを履いていたとそうです。
 なお、服装に汚れや目立った外傷・怪我などは無く、当初、お腹は空いていないと話していたが、大変疲れている様子で、茅ヶ崎署に着くと、出されたドーナツ・お菓子・レモネードを飲食したとの事です。
 11日以降の足取りについて「わかりません」「覚えていません」などと話し、具体的な事を話さないと言う事です。
 茅ヶ崎署から捜査車両にて相模原署に移ると午前7時過ぎに両親と対面し、両親により本人と確認されました。
 その後、両親らと病院に行き検査を受け、身体的な危害を加えられた形跡はないとの診断でしたが、相模原署は女児の精神的な負担に配慮して、保護された日はそれ以上の聴取は見送り、自宅に戻ったようです。
 神奈川県警は、足取りの手掛かりを求めて、保護された現場付近のコンビニなどの防犯カメラや、田名から最も近い上溝駅などの防犯カメラも解析を行うとしています。

 保護された小出駐在所付近の状況

 女児が保護された小出駐在所は、文教大学入口にある交番です。向い側にはファミリーマートもありますので、防犯カメラが手ががりになる可能性もあります。
 また、ちょっと離れたところには新しくできた神奈川県立・里山公園と言う大きな公園もあり、ちょっとした低い山間の谷になっているようなところで、県道沿いもどちらかと言うと、民家より畑の方が多いような感じです。その為、特に夜は非常に寂しいところで、目撃される恐れは少ないと言えます。
 そんな所に、所持金もなく、服も汚れていない状態で保護された訳ですので、小5の女児が単独行動で行ったとはとても考えにくく、一度は目の前の県道を車で通行したことがあるような土地勘がある大人でないと、深夜にこの付近で女児を解放しようなんて、思いつかないかと存じます。
 当然ながら、自動車もしくはバイクなどで移動してきたものと推測されます。
 ちなみに、この付近は、江戸時代の名奉行として知られる大岡越前が知行していた地ですので、最初、私は大岡越前の導きによって救われたのか?なんて思いも致しました。

 父親からのコメント

 神奈川県警を通じてのコメントの全文は下記の通りです。

 皆様へ
 このたびは皆様のご協力をいただき娘を早期に保護していただくことができありがとうございました。
 娘のことを心配してくださった多くの皆様には感謝申し上げます。
 どうぞ家族の心中をお察しいただき静かに見守っていただくことをお願い申し上げます。

 児童の通っていた小学校の対応

 今回の行方不明が発生した事で、小学校の児童も保護者も、大変心配しており、無事に保護されたとはいえ、行方不明になった原因が特定されない限り、少なくとも今週いっぱいは、引き続き登校・下校時には、保護者の協力を得ながら、職員を街頭に立たせるなどし、生徒の安全を図るとの事。
 なお、一部のサイトなどで「保護されたあと集団登校させていないのは事件性が無いのでは?」との記事も見受けられましたが、相模原市内のほとんどの小学校では、交通事故防止目的で、かれこれ35年以上前から常時集団登校になっておりますので、付けくわえさせて頂きます。

 相模原警察署の対応

 相模原署では、女児の財布は自宅に残されており所持金も持っていなく、服装も汚れていなかったなどから、単独の家出の可能性は低いと見ている模様で、第3者などの関与がなかったか? 女児の体調回復を待って、話を聴くとの事でした。

 所感

 大変心配致しておりましたので、無事に保護されと知り、心から本当に良かったと存じております。
 ご心配されていたご両親・ご家族の方も、ようやくホッとした夜を迎える事ができるのではと存じます。
 怪我も無く無事に戻る事ができたご様子で、本当になりよりでした。

 しかし、行方不明になった経緯が分からない限り、市民・国民にとっては、今回の案件は終わりません。

 1月11日から14日、警察官も延べ約660人投入され、無事を願って捜索に加わった小学校の先生方や、地元自治会・ご近所の皆様にも、大変なご苦労となりました。
 NHKでもトップニュースとして報道されるなど、日本全国の皆様もご心配した事と存じます。
 もちろん、無事に保護されたのは最高の結果と言えます。しかし、どうして3日間以上、行方不明の状態となり、茅ヶ崎で保護されたのか?
 誘拐されて、誰にも言うなと脅されていると言う事であれば、早急な犯人逮捕に至らないと、ご近所の方や、小学校に通う児童・保護者の方も安心できません。
 もしかしたら、絶対に本当の事を言うななどと、脅されているのかも知れませんし、逆に自らの意志で誰かをかばっているのかも知れません。
 推測すると色々と考えられますが、本当の経緯を踏まえて検証しない事には、今後、相模原の子供たち、日本全国の小学生の為の対策も適切に講じられず、結果的に、また同じことが起こる可能性もあります。

 今は、お疲れになられているご家族・ご本人の胸中もお察し致しますので、充分な休息を取って頂きたいですし、ご家族にとってはもう終わりにしたいと願う気持ちもわかります。
 しかし、「わかりません」「覚えていません」「静かに見守ってください」で、あやふやにされてしまっては、市民としては永遠に終わりを迎える事ができません。
 1日も早く、周辺の子供たちが安心して登校したり、今まで通り外で遊べたりできる「日常」に戻る事を切に願ってやみません。

 朝6時に飛び起きて無事発見とのニュースを見た時は、本当によかったと涙が出る思いでした。
 当方の記事をツイッターなどでリツートなどご協力賜りました皆様には、この場を借りまして深く御礼申し上げます。

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